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東方幻音奏(雲音ゆこさん),鶯壱里(廿秒さん),東方ピアノ譜(イルカさん)の3つの楽譜を使わせて頂きました。
メロディーはとりあえず追うとして,ソロギターに編曲するとき悩むのは(悩むほどの余地が残されていない場合も多いのですが)伴奏部です。
手頃な音型(和音の構成音やスケール上をうろうろするような)が原曲にある場合はそれを再現したり雰囲気だけ似せたりします。ない場合はコードを見てアルペジオ※の伴奏を付けたり,伴奏の替わりにメロディーにハモりを付けたり,何もしなかったりします。副旋律が目立つ場合は2声部でそれぞれ主旋律と副旋律を弾いてみたくなります。
そんな感じで東方の曲の,ギターの響きを生かさない方向のソロギター編曲(アレンジって言うとアレなので)がまた1つできたわけです。
編曲者が自分で演奏を発表してもいない段階で,運指も付いてない楽譜をわざわざ好き好んで弾く人がいる可能性は極めて低そうですが。期末試験が終わったら演奏のほうも UP して,運指付きの楽譜も作るつもりです。
※ギター関連で「アルペジオ」は,縦の波線で表される奏法のことよりも,和音の構成音を1音1音分解して(8分音符などの明確な音符の連なりとして)弾くことを指す場合が多いです。転じて,和音の構成音でなくても,ある一定の間複数の弦をそれぞれの響きを残したまま1弦1弦弾いた場合アルペジオ(的奏法)と言われることがあります。ちなみに私は個人的に縦の波線で表される奏法をアルペジアーレと呼んで区別しています。